アクアネット2006年6月号目次

【特集】


【特集】魚介類と酵素
〜内なる触媒の働き〜

●酵素は、生体内で行われるすべての化学反応を触媒し、化学プラントなら高温高圧を要する反応も常温常圧でやってのける。反面、温度やpHの影響を強く受 け、反応および反応物ごとに別な酵素が作用する。水産物の鮮度保持、利用加工、養殖魚の消化吸収などと密接に関わっている酵素の種類や特性を知り、実業に 活かす。

酵素の働きとバイオセンサー
国学院大学栃木短期大学教授/渡辺 悦生
東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科 助手/濱田 奈保子

魚介類の鮮度保持と生体内酵素反応
北海道大学大学院水産科学研究院 助教授/埜澤 尚範

水産加工食品における酵素作用の役割
(独)水産総合研究センター 中央水産研究所 利用加工部
食品バイオテクノロジー研究室 室長/山下 倫明

養殖魚の消化吸収における消化酵素の働き
高知大学農学部 教授/益本 俊郎
高知大学農学部 助教授/深田 陽久

水産廃棄物からの有用酵素の抽出
〜ホタテガイ中腸腺のセルラーゼ給源としての利用〜
北海道大学大学院水産科学研究院教授/尾島 孝男

「酵素」を泳がせる遺伝分析
〜アユの放流戦略策定に貢献するアロザイム〜
(独)水産総合研究センター 中央水産研究所 内水面研究部
生態系保全研究室 室長/井口 恵一朗

 

【アクアネットレポート】

■現地レポート
「海の桜勘」垂水かんぱちの品質管理
鹿児島県/垂水市漁業協同組合
●履歴管理を徹底、焼酎粕+茶葉配合の専用飼料で仕上げ

■現地レポート
アユ養殖+マス釣り堀で堅実経営
栃木県宇都宮市桑島町/(有)増井養魚場
●地場の活魚需要に立脚、釣り堀の目玉はヤシオマス

■現地レポート
陸上養殖ならではの効率と肌理を追求!
愛媛県宇和島市/(有)佐々木養殖
●“泳がし用”フグ4万尾、ヒラメ2万尾の周年供給態勢へ

 

【産地】

■連載 東南アジアで魚を飼う(58)
「魚飼い」をつくる(4)〜4年目を迎えた日本での学生実習〜
マレーシア・サバ大学ボルネオ海洋研究所教授/瀬尾 重治

■研究レポート
カンパチを用いたGMO利用飼料の給与試験
●組換え遺伝子の移行は認められず

■連載 魚類の栄養・飼料研究のトレンド(2)
飼料油脂レベルの見直しと微粒子飼料の開発意義
東京海洋大学社会連携推進共同研究センター客員教授/中田 誠

■トピック
「第1回バイオコントロール研究会」開催
●“善玉菌”を利用した疾病防除研究の現状と課題を整理

【消費地・流通】

■アクアネットインタビュー
2県共同のアンテナショップが大盛況
香川・愛媛せとうち旬彩館
●レストラン&特産品店の相乗効果で、年間37万人、約4億円の売上

■連載 地域資源を価値創造する(5)〜食べる・魅せる・体験する「海業」の実践〜
漁協自営ダイビング案内業の展開と成立条件
東京海洋大学海洋科学部 海洋政策文化学科 教授/婁 小波
東京海洋大学大学院/原田 幸子

■連載 四季折々・魚料理の蘊蓄(6)
魚麺
料理研究家/田口 道子

■連載 ウチの魚ご飯(42)
身をもって体験した素材重視のシンプルメニュー
功名が辻 千代さん

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■22世紀の水産業(96)〜第2部 水産業の過去から現在〜
アユ
高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科 教授/高橋 正征

■マーケティングの肝(36)
「ロングテール消費」という新時代の可能性
(株)マーケティング・アンサーズ代表取締役/鏡味 正明

■ゆんたく!島暮らし(37)
ギンネムとの戦い
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵

■お魚撮ろトロ!(18)
〜美味しく魅せるフォトテクニック〜
ヒストグラムの見方〜明るさをビジュアル化する〜
フォトグラファー/SHIGETA.M

■こどもお魚相談室(6)
養殖のいいところは?
(社)大日本水産会漁政部企画課おさかな相談室

【アクアネットプラザ】

■今月の魚!なヒト
■時事月表
■情報バスケット(平成17年漁業・養殖業生産量)
■ニュースフラッシュ
■今月の指標(平成17年内水面養殖業生産統計他)
【編集後記】

 

 


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