アクアネット1998年11月号目次

【特集】つくる漁業と遊漁の関係


―海面編―〜人・魚・環境をどう釣り合わせるか?〜

資源の維持にはそれ相応のコストがかかる時代。 釣りは大勢の人々が海辺や漁村の現状に触れる貴重な機会でもある。 資源と漁場を持続的に共有するため、そして地域活性化のために、釣りブームをどう活かすのか?

■海面における遊漁の実態と課題
水産庁資源管理部遊漁・海面利用室長/濱田 研一
■釣り人から見た日本の社会環境
海とお魚の会顧問/四条 徳明
■遊漁マーケットの経済価値
(財)日本釣振興協会専務理事/服部 喜代次
■“海釣り施設”の実態
(社)日本真珠振興会専務理事/浅野 一郎
■魚や海への理解をいかに共有するか?
編集部
〈事例・遊漁と漁業経営の活性化〉
■神奈川県・東京湾/相模湾
〜遊漁人口日本一! 放流経費の応分負担制度導入へ〜
神奈川県農政部水産課/今井 利為
■三重県・東紀州地域(長島町漁協、尾鷲漁協)
〜ハマチ、マダイの海の釣り堀で漁村経済に“カツ”〜
三重県紀北県民局農林水産商工部 水産振興・基盤整備グループ/荒島 幸一
■香川県・引田漁業協同組合「ワーサン釣場」
〜ハマチ養殖発祥の安戸池で大物釣りの興奮を!〜
■兵庫県・神戸市立須磨海づり公園
〜大阪湾に突き出た釣り台で本格的な沖釣り気分を!〜

【アクアネットレポート】

■産地ルポ(アユ養殖)/“オトリ”主体に確かな養鮎経営
静岡県磐田市匂坂/大貫養魚場
「釣る人、食べる人の心になってアユをつくる」。“不況知らず”の秘訣は品質最優先の堅実姿勢に!

■トピック/ウナギ幼生の回遊経路と時間をコンピューター解析
東京大学海洋研究所
来期はシラス来遊量が回復?

【研究】

■カエルの膀胱膜を使ったフグ毒センサー
東京水産大学/渡辺 悦生
1検体当たりの分析時間はわずか5分、検出限界は50億分の1マウスユニット


【水先案内】

■トビの時代〜これからの漁業・養殖業・生産者のあり方は〜
水産経済経営研究所代表/松下 晃一


【産地】

■原料事情/代替油脂の利用拡大も必至?
編集部
南米の漁獲回復せず、魚粉・魚油ともに超低水準の供給続く!
■季節便り
●ブリ/養殖四季報・秋号
東町漁業協同組合/石田 幸生
●マス類/養殖フランチャイズ制の提案
愛知県淡水養殖漁協/小堀 彰夫
●ヒラメ/微生物群添加飼料を用いたヒラメ養殖試験(上)
池上水産/池上 裕治
■インフォメーション
大幅拡充した“海面養殖業リース事業”
(社)全国かん水養魚協会東京事務所リース担当常務/酒井 祥次
●業界の積極利用で、さらに魅力的な助成制度に!

【消費地】

■インタビュー/生き残るのは、確かな専門性を持つところ!
中島水産(株)専務取締役/崎浦 利之氏
高品質・適量供給の時代。商品にこだわりを持って、粘り強くアピールせよ!
■新連載/水産物流通が抱える課題・第2部(消費地卸売市場の問題点)
(1)卸売市場を取り巻く外部環境
埼玉大学経済短期大学部名誉教授/秋谷 重男
■鮮魚・活魚市況


【連載】


■栽培漁業を考える(5)
栽培漁業の成功条件と生物学的問題点
東京水産大学資源育成学科/北田 修一
■脱・環境ホルモン社会(3)〜未来の奪回をめざして〜
環境ホルモン、第3の地球環境問題
静岡大学情報学部/飯田 弘之・雨宮 正彦

【連載】

■22世紀の水産業(5)
植物プランクトンにとっての海の光環境
東京大学大学院総合文化研究科/高橋 正征
■海藻現代四方山話(3)
ワカメの最強栄養食品、芽株と灰干
東京教育大学名誉教授/西澤 一俊
■今は昔、岩和田海女伝説(4)
金井 英一郎


【アクアネットプラザ】


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■新製品情報
■ニュースフラッシュ
■今月の本


【データベース/今月の指標】



【編集後記】

 

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