アクアネット1999年5月号目次

【特集】


魚病対策新時代の到来〜治療から予防へ〜
Part 2 ワクチンをより有効に使うには?

“予防”主体の魚病対策を確立するには、ワクチンの特性をよく理解し、他の防疫手段と的確に組み合せて行く必要がある。 ワクチン効果を低下させる要因は? 免疫賦活剤との関係は? そもそもワクチンが効かないケースでは? そして近い将来、実用化されるワクチンは?

ワクチンをいかに有効に使うか?
水産庁養殖研究所 病理部 免疫研究室長/中西 照幸

ワクチン投与までの防疫対策
北海道大学水産学部 海洋生物資源化学科 教授/吉水 守

免疫賦活剤はどう使うべきか?
宮崎大学農学部 生物資源利用学科 助教授/酒井 正博

《ワクチン以外の有効な防疫手段は?》
クルマエビ養殖におけるPAV対策の現状と課題
熊本県水産研究センター 養殖研究部 主任技師/中野 平二

《生産現場からの提言》
既存の防疫技術やワクチン開発への要望と期待
高原 正雄 / 矢花 功 / 山本 宇宙 / 松尾 斉

ワクチン先進国におけるそのコストは?


【アクアネットレポート】

■産地ルポ
リサイクル型飼料添加剤で養殖魚のブランド化目指す
熊本県牛深市深海町/鶴丸水産
ブリの頭、オカラ、海藻、天然土壌由来の細菌群を原料に独自製法

■海外レポート
スペインの海面養殖事情(1)
8年間で13倍! 成長続けるヘダイ・スズキの網生簀養殖


【種苗生産】

クエ稚魚の量産技術の開発
和歌山県農林水産総合技術センター水産増殖試験場/狹間 弘学
一定時間ごとのフィ−ドオイル、濃縮クロレラ、エルバ−ジュの添加と、選別S型ワムシの利用で初期生残率が大幅アップ

■水先案内
エコ農業からの日本農業再編〜実現可能な環境調和型農業・水産業の推進を〜
(株)農林中金総合研究所/蔦谷 栄一


【産地】

■連載 アクアネットQ&A(5)―“養殖新法”(法案)とは?
漁場悪化を阻む画期的な法案
東京水産大学資源管理学科/多屋 勝雄
■インフォメーション
FAO世界水産統計データベースの新ウインドウズ版について
国際漁業研究会/真道 重明
■季節便り
カキ/森が牡蛎を育む
牡蛎の森を慕う会代表/畠山 重篤

ブリ/養殖四季報・春号
東町漁業協同組合/石田 幸生

カンパチ/EP飼育に予想以上の手応え
山栄水産(有)/山野 忠義

マス類/魚粉代替原料の検討(上)
愛知県淡水養殖漁業協同組合/小堀 彰彦



【消費地・流通】

■アクアネットインタビュー
情報開示で養殖魚への評価は変わる!
生活協同組合 コープとうきょう 水産部長/岩崎 一行さん
要件は、一貫生産、飼育歴の記録、環境対策、取揚げ後の衛生管理
■新連載
水産物流通が抱える課題/第4部
スーパーにおける鮮魚販売の実際(1)「刺身盛り合わせ」アイテムの開発戦略
(株)流通総合研究所代表取締役/金田 正裕
■ニュースフラッシュ
〈第48回東和会〉末端消費を視野に入れたシラス価格の実現を!
ジャポニカ池入れ量は日台中で120t、不況と高値安定から“活鰻離れ”続く
■鮮魚・活魚市況


【連載】

■栽培漁業を考える(11)
栽培漁業は経済的に成り立つか
東京水産大学資源育成学科/北田 修一
■脱・環境ホルモン社会(9)〜未来の奪回をめざして〜
環境ホルモン問題における消費者の今できる対策
静岡大学工学部/吉村 仁・窪野 隆能


【連載】

■22世紀の水産業(11)
海の一次生産の大きさ
東京大学大学院総合文化研究科/高橋 正征
■海藻現代四方山話(9)
アカモク採るなら雌を狙え?―ホンダワラ褐藻
東京教育大学名誉教授/西澤 一俊


【アクアネットプラザ】
■読者の声
■新製品情報
■ニュースフラッシュ


【データベース/今月の指標】


【編集後記】



 

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