アクアネット2000年9月号目次

【特集】


魚を計るPart2 〜水の被膜との戦い〜
●水の中にいる魚の数や大きさを知るためには、一旦水から揚げて並べることができれば一番良い。しかし、広大な海洋を対象にしたり、バイオマスが一定以上 になると、それは不可能だ。また、取揚げての計数・計測では、魚の活力や鮮度が急速に失われるため迅速性が要求される。これら課題に挑んだアイデアと、そ れを具現化したハード・ソフトの実力は?

世界の海に魚はどれだけいるのか
SASA Labo Co. 代表取締役/笹倉 豊喜

画像解析で遊泳魚の体長・体重を測定
〜Video Image Capturing And Sizing System 〜
ヤマハニュートレコアクアテック(株)/ハーバード・デビット・ランス

水揚げ魚の自動計量・計数システム
アンリツテクニクス(株)九州支店 技術2課/船越 勝喜

落下途中の鏡像で稚魚をカウント
〜 フィッシュカウンター「稚魚計数機」〜
大阪エヌ・イー・ディー・マシナリー(株)常務取締役/有松 紘八郎

電気抵抗法によるプランクトンの計測
〜コールター・カウンター〜
ベックマン・コールター(株) 粒子物性本部/豊田 真弓


【アクアネットレポート】

海外レポート
オランダのウナギ高密度養殖
●収容密度は200kg/立法メートル以上、排水規制に応じた節水型システム

インタビュー
築地の上物を、欲しい時に欲しいだけ宅配!
「築地魚河岸やっちゃば倶楽部」代表/西尾 匠史さん
●専門仲卸が厳選した旬の逸品を、電話一本で!


展望
海面養殖業の課題〜2000年漁業経済学会シンポジウムから〜
東京水産大学資源管理学科/小野 征一郎

速報
養殖ヒラメにVHSウイルス感染症
●水産庁が対策研究会を設置、サケ科魚類への病原性は未だ不明


【産地】

品質管理
HACCP方式による養殖生産管理がもたらすもの
東京水産大学資源育成学科/舞田 正志
●“明確な安全性”こそが養殖魚のアピールポイント!

■トピック
省エネ・低コスト重視のシステム開発
「第3回循環型養殖国際会議」開催
北海道立工業技術センター研究開発部/吉野 博之
●米国バージニア州ロアノーク市に18ヵ国450名の専門家が集う。

■連載 海産仔稚魚の栄養管理ノート(4)
海産仔稚魚の健苗性
日清製粉(株)那須研究所/高橋 隆行

■海外レポート
バングラデシュのエビ養殖の現状と将来性(下)
エビ養殖コンサルタント/藤本 岩夫

■連載 環境NGOによる環境保全型養殖への挑戦(12)
「椿ひめ」の水揚げ
(有)応用栄養学食品研究所/山口 廣治

【消費地・流通】

■連載 美味しさの舞台裏(3)
産地見学会の苦楽
フードコーディネーター/池田 恵里

■連載 アクアネットQ&A(11)
産地市場の活性化方策にはどのようなものがありますか?
〜マーケッテング能力の強化が不可欠〜
東京水産大学資源管理学科/多屋 勝雄

■連載 水産物流通が抱える課題/第7部
輸入と産地価格問題(5)
漁業不振の根本的要因―生産者魚価の大暴落
(株)水土社 顧問/木幡 孜

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■図解 魚の分子遺伝育種学(2)
「ゲノム」と「遺伝子」はどう違う?
東京水産大学水産学部資源育成学科/坂本 崇

■魚百景・百味(13)
欧州最大の“開放循環式”養殖場
フリーライター/御重 大希
●スペイン南部の国立公園の一角に広すぎる養殖場が・・・

■22世紀の水産業(27)
日本周辺の海の一次生産の大きさ
東京大学大学院総合文化研究科/高橋 正征

■列島雑魚譚(11)
四万十川にガラ曳き漁師を訪ねて
(有)まな出版企画/中島 満
●今も残る伝統的川漁法

【アクアネットプラザ】

■さかなかな
■新製品情報
■情報バスケット
■ニュースフラッシュ
【データベース/今月の指標】
【編集後記】


ご注文はこちらのページへ。
 

トップページへ戻る