アクアネット2004年3月号目次

【特集】

魚の物流を考える
〜鮮度と情報をつなぐハード・ソフト〜
●水産物の消費者価格に占める物流コストは大きい。生産地と消費地が離れていること、商品の鮮度劣化が早いことなどがその要因だろう。一方、多くの産業分 野では近年、IT化等によって情報管理や物流の効率化が急速に進み、それが商品価格や顧客サービスに反映されてきている。魚の物流システムの現状と問題 点、今後のあるべき姿を考える。

水産物流モデルを考察する
物流コンサルタント/花房 陵

魚市場におけるハード・ソフトの進化
〜岩手県胆沢郡のメフレ(株)の事例から〜
メフレ(株) 専務取締役/千田 寿朗

水産物のトラック輸送を取り巻く環境の変化

活魚の陸上輸送技術と活魚マーケットの現状
〜関東一円700軒の取引先に“究極の鮮度”を配達〜
(株)ふぃっしゅいんてりあ 代表取締役/田中 英男さん

活魚船による養殖魚運搬の現状
〜大型船化で輸送効率アップ、輸入種苗の取扱いが漸増〜
住宝丸活魚運搬(株) 代表取締役社長/住田富重さん

進化する冷凍コンテナ

コラム・水産物取引のEDI化と物流

【アクアネットレポート】

■現地レポート
クルマエビとヒラメの完全養殖、さらなる生産性アップを！
鹿児島県姶良郡/MBC開発(株)隼人養殖場
●年産230ｔ、エビは2kg/平方ﾒｰﾄﾙ、ヒラメは13kg/平方ﾒｰﾄﾙを収獲

■インタビュー
当日加工・当日配達の“こりこりフィレー”で需要開拓！
(株)ダイニチ/越智 尚さん・玉留 一さん
●和歌山水産加工場を開設し、物流強化

　

【産地】

■海外レポート
海外の“傍流”養殖事情（東南アジア編）
(独)水産総合研究センター養殖研究所/吉松 隆夫

■連載　クロマグロ完全養殖までの道のり(3)
養成クロマグロの成熟・産卵に関する研究
近畿大学水産研究所/澤田 好史

■連載　海産魚類の栄養管理ノート(2)
マダイの体色と色揚げ Part2
日清丸紅飼料(株)水産研究所/高橋 隆行

■連載　東南アジアで魚を飼う(35)
デジカメで魚の写真を撮る(2)
マレーシアサバ大学 ボルネオ海洋研究所/瀬尾 重治

【消費地・流通】

■アクアネットインタビュー
コスト積上げ方式の魚価実現は可能！
ニラックス(株)仕入れ開発グループ/見崎 福司さん
●川上・川下の共同作業で独自の生産・供給体制を

■連載　美味しさの舞台裏(24)
新たな業態開発の重要性
フードコーディネーター/池田 恵里

■連載　裏技・魚料理 道具編(3)
耐熱皿
料理研究家/田口 道子

■連載　ウチの魚ご飯(14)
牡蠣でマーボ
林 トモエさん

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■22世紀の水産業(69)
沿岸の砂利や砂
東京大学大学院総合文化研究科/高橋 正征

■マーケティングの肝(11)
ブラインドテストとブランド化
(株)マーケティング・アンサーズ/鏡味 正明

■魅力ある商用Webサイトをつくろう！(最終回)
モバイル用コンテンツの制作
ミントジェイ代表/宮下 哲治

■ゆんたく！島暮らし(10)
心の垣根はだんだんと
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵

■釣り餌を科学する(6)
〜スズキ（Lateolabrax japonicus）〜
水産大学校食品化学科生物化学講座/原田 勝彦

　

【アクアネットプラザ】

■今月の魚！なヒト
■新製品情報
■ニュースフラッシュ
【データベース/今月の指標】
【編集後記】