アクアネット2005年11月号目次

【特集】


【特集】魚と貝の向き
〜右か左か、東か西か〜

●魚や貝にも“右利き・左利き”があり、彼らの生存に密接に関わっている。また、二枚貝養殖では流れに対する貝の向きが成長を左右し、サケやウナギは進むべき方向を知っている。魚介類の生育と「向き」との関係を改めて考える。

魚の右利き・左利き
東京大学大学院農学生命科学研究科/中嶋 美冬

鏡の国の新種の進化
〜巻貝の巻き方向を左右する鏡像遺伝子の働き〜
信州大学理学部生物科学科 助教授/浅見 崇比呂
東京大学大学院理学系研究科 助教授/上島 励

潮流の向きが養殖ホタテガイの成長に及ぼす影響
北海道立中央水産試験場 水産工学室 生態工学科長/櫻井 泉

開口部を流れに向けた二枚貝は、なぜ成長が良いのか?
〜鰓換水機構とエネルギー収支〜
(独)水産大学校 生物生産学科 教授/山元 憲一

北向きの自然光が見せる真珠本来の美しさ
田崎真珠(株)養殖カンパニー 養殖管理室 海外支援部 部長/田崎 真

サケはどのようにして生まれた川に帰るのか?
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター・大学院環境科学院 教授/上田 宏

ウナギの磁気感覚による方位知覚
〜親ウナギは何を頼りに産卵場を目指すのか?〜
鹿児島大学水産学部教授/川村 軍蔵
鹿児島大学水産学部講師/西 隆昭

 

【アクアネットレポート】

■インタビュー
(社)全国海水養魚協会 会長・庵治漁協 組合長/嶋野 勝路氏
●計画生産を実践し、消費者とのコミュニケーションを強化

■現地レポート
量産型のニジマス養殖で今なお堅実経営
山梨県富士吉田市/山口養鱒場
●年産200t強! 豊富な水量と多様な商品サイズ、そして倹約

 

【産地】

■連載 餌料生物研究の最前線(6)
海産ワムシ類の種と株の差異およびその利用
(独)水産総合研究センター本部栽培漁業部 技術開発調整官/桑田 博

■連載 東南アジアで魚を飼う(52)
飼育技術を考える(1)〜網生簀養殖における「発明工夫」の勧め〜
マレーシア・サバ大学ボルネオ海洋研究所教授/瀬尾 重治

■現地レポート
最新設備による産地加工でフィレー需要の拡大を!
香川県東かがわ市/JF香川漁連 引田水産加工センター
●ハマチ・カンパチ主体に日産1000本体制へ

【消費地・流通】

■流通・経営
養殖マグロの流通・取引の現況(上)
〜脂マグロ市場での位置づけ、川上・川中における取り組みの特徴〜
近畿大学COE博士研究員/山本 尚俊

■連載 卸売市場新時代の幕開け(最終回)
「卸売市場形骸化」からの脱却
酪農学園大学教授/細川允史

■連載 美味しさの舞台裏(34)
エキナカに適した外食業態は?
フード・コーディネーター/池田 恵里

■連載 裏技・魚料理!調味料編(11)
ウスターソース
料理研究家/田口 道子

■連載 ウチの魚ご飯(35)
只今、和食に凝ってまーす!
りかちゃんママさん

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■沿岸環境の再生と機能回復(7)
瀬戸内海の再生方策をめぐる新たな動き
広島大学名誉教授/松田 治

■入門・リスクの科学(最終回)
リスクに学ぶ〜科学者の役割〜
横浜国立大学大学院教授/松田 裕之

■22世紀の水産業(89)〜第2部 水産業の過去から現在〜
スポーツになった疑似餌竿釣り〜フライフィッシング
フライフィッシング愛好家/高橋 拓

■ゆんたく!島暮らし(30)
おばあとおじいが元気なわけ
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵

■お魚撮ろトロ!(10)
〜美味しく魅せるフォトテクニック〜
ホワイトバランスって、何するの?
フォトグラファー/SHIGETA.M

【アクアネットプラザ】

■今月の魚!なヒト
■新製品情報
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】

 

 

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