アクアネット2006年10月号目次

【特集】


集積力
〜まとまれば大きな力〜

●魚介類や鉱物はある濃度以上に存在して「資源」とされるが、経済活動や研究開発においても、関連施設の隣接や人材・知見の集積によって“閾値”を突破 し、大きく実を結ぶことが少なくない。水産加工業、小売業、養殖業、農業、マグロ養殖研究におけるその実例を検証するとともに、集積をもたらすメカニズム をプランクトンに学ぶ。

産業集積の力が「人件費の壁」を突破
〜タイ、中国が水産加工拠点であり続ける理由〜
広島大学大学院 生物圏科学研究科 教授/山尾 政博

完全養殖マグロの量産化へ邁進!
〜研究体制拡充で、多面的な知見が集積〜
近畿大学大学院農学研究科 教授/熊井 英水

商業集積と魚売場の変遷
(株)流通総合研究所 代表取締役/金田 正裕

LLPによる魚類養殖の新たなビジネスモデル作り
〜エコ・フィッシュ有限責任事業組合が目指すもの〜
エコ・フィッシュLLP 職務執行責任者/中平 博史

農地集積政策の善し悪し
(株)農林中金総合研究所 特別理事/蔦谷 栄一

プランクトンの集積機構
〜様々な空間規模における不均一分布〜
東京海洋大学海洋科学部 助教授/田中 祐志

ITによる情報集積力の向上とその活用例

 

【アクアネットレポート】

■現地レポート
計数管理強化し、新たな商機を開拓!
和歌山県東牟婁郡串本町/南紀串本水産(株)
●マダイ60万尾を安定供給、固形飼料によるマグロ養殖も

■現地レポート
攻めに転じる宮城のギンザケ養殖
その2 “持続的経営”のための系列化
宮城県/JFみやぎ漁連

■アクアネットインタビュー
築地仲卸の目利きと知識で、デパ地下に挑む
そごう千葉店・(株)尾辰商店
●鮮魚仲卸3社が、小売に進出

 

【産地】

■アクアネットインタビュー
持続的養殖生産を可能にする次世代型EP飼料
スクレッティング(株) 代表取締役/ヘンドリックス・ヴァン・ウェステンドープ
●ブリ育成用で魚粉使用率を30%まで低減

■海外
富裕層をターゲットに国産ニジマスを中国へ!
〜ニジマスの対中輸出戦略、中国のアユ養殖事情〜
全国養鱒振興協会 会長/小堀 彰彦

■連載 こちら魚病研究室(45)
マダイのイリドウイルス感染症、大流行の主役
八幡浜漁業協同組合三瓶支所・魚病研究室/水野芳嗣

■防疫 魚卵のミズカビ対策を考える(3)
低濃度銅イオン水によるサケマス卵管理
北海道立水産孵化場 企画室長/小出 展久

■連載 東南アジアで魚を飼う(62)
東南アジアの重要養殖魚(2)
〜最高級淡水魚マーブルゴビ養殖の現状〜
マレーシア・サバ大学ボルネオ海洋研究所教授/瀬尾 重治

■トピック
第6回ACN懇話会

【消費地・流通】

■連載 四季折々・魚料理の蘊蓄(10)
炊き合わせ
料理研究家/田口 道子

■連載 魚百景・百味(28)
「博多の台所」自慢の魚定食

■トピック
全水卸組連が「魚の日」制定

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■22世紀の水産業(100)〜第2部 水産業の過去から現在〜
サンマ
高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科 教授/高橋 正征

■マーケティングの肝(40)
小泉首相は天才マーケターだった
(株)マーケティング・アンサーズ代表取締役/鏡味 正明

■ゆんたく!島暮らし(41)
大運動会
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵

■お魚撮ろトロ!(22)
〜美味しく魅せるフォトテクニック〜
動きのある写真を撮る
フォトグラファー/SHIGETA.M

■こどもお魚相談室(10)
漁師が森を育てる理由は?
(社)大日本水産会漁政部企画課おさかな相談室

■徹底検証、ロシア200海里の水産資源と経済価値(3)
先進国化する水産物の需給構造
ナターリヤ・キム

■新連載 総説:クルマエビ養殖の未来を思う(1)
現状と問題点
茂野 邦彦

100号特別企画
AquaVoice2006(水産物貿易マップ他)

【アクアネットプラザ】

■今月の魚!なヒト
■時事月表
■新製品情報
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】

 

 

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