魚の血液考
〜活力と鮮度保持の要〜
●魚類の生育にも不可欠な血液だが、水揚げ後は鮮度低下を速める厄介者ともなる。漁家経営のロス削減や品質保持の観点から、魚の血液や血合いとの“上手な付き合い方”を考える。魚食によるヒトの血液サラサラ効果も改めて整理する。
血液による養殖魚の健康診断
〜その有用性と普及への課題〜
東京海洋大学大学院 教授/舞田 正志
魚の鮮度と血液の関係
(独)水産総合研究センター中央水産研究所
利用加工部・食品バイオテクノロジー研究室/山下 倫明
魚の脱血処理と血水処理
赤身魚、白身魚、血合い肉の料理術
料理研究家/田口 道子
魚食と循環器系疾患の関係
〜「血液サラサラ効果」の実際〜
女子栄養大学栄養学部 教授/鈴木 平光
コラム/養殖魚の血管に巣くう厄介者
コラム/魚の血液から不凍タンパク
■現地レポート
生餌高騰にも対処し、高品質カンパチを安定生産
鹿児島県肝属郡佐多町/(有)海栄水産
●香川県漁連とのパートナーシップで18万尾/年
■現地レポート
生アユ一本で勝負!
和歌山県和歌山市/土佐野水産
●高品質アユ「早瀬」のマイナーチェンジも
■開発研究
自発摂餌によるマダイ養殖
〜事業規模の海面生簀で10%以上の「無駄餌」削減効果〜
東京大学大学院農学生命科学研究科/古川 清
■連載 地中海のクロマグロ養殖と種魚資源(5)
曳航がクロマグロに与える影響
スペイン在住/乗田 孝雄
■中国養魚短信(11)
対日輸出魚の近況
富洋通商(株)/磯 由男
■新技術
抗菌めっき技術によるミズカビ予防
〜神戸製鋼所開発の「ケニファイン」実用化へ〜
■トピック
「第2回バイオコントロール研究会セミナー」開催
〜ヒラメ、マダイ、ハタ等の種苗生産への応用例を報告〜
■情報バスケット
「マグロ研」立ち上げシンポに500人
〜資源評価・漁法・養殖・利用等、横断的な研究課題を披露〜
■飼料
クマザサによる飼料効率改善効果を確認
〜日本農産工業(株)と日本配合飼料(株)の共同研究〜
■魚百景百味(30)
夏眠から覚めた讃岐の隠し味
〜70年ぶりに復活したイカナゴ醤油〜
■アクアネットインタビュー
商店街の販売力と産地の商品力が強力タッグ
ハッピーロード大山商店街直営店「とれたて村」
●産直ショップを核に、交流イベントで集客の仕掛け作る
■食のグローバル化と水産物貿易(最終回)
日本の水産物貿易の行方
広島大学大学院生物圏科学研究科教授/山尾 政博
■トピック
国産ニジマスを使った特別授業と特別給食
■連載 美味しさの舞台裏(44)
気温と味覚の関係
フードコーディネーター/池田 恵里
■連載 季節の献立帳(7)
煮穴子のジャガタラ焼き
料理研究家/田口 道子
■沿岸環境の再生と機能回復(15)
沿岸環境と「里海」をめぐる最近の大きな動き
広島大学名誉教授/松田 治
■22世紀の水産業(109)〜第3部
水産業の未来にむけて〜
水産業の健全性維持に欠かせない消費者の意識
高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科 教授/高橋 正征
■マーケティングの肝(49)
マーケティングの処方箋(4)
マーケティングリサーチの実務的な進め方(3)
(株)マーケティング・アンサーズ代表取締役/鏡味 正明
■ゆんたく!島暮らし(50)
恋は盲目
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■お魚撮ろトロ!(31)
〜美味しく魅せるフォトテクニック〜
光を拡散させる(ディフューズ)
フォトグラファー/SHIGETA.M
■今月の魚!なヒト
■時事月表
■新製品情報
■情報バスケット
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】
|