アクアネット2009年2月号目次

【特集】


まだまだある!? 未利用・低利用資源
〜捨てるべきは先入観〜

●世界的には水産物需要が高まっているにもかかわらず、国内の漁業・養殖業は依然、コストに見合う魚価が得られない窮状にある。が、無価値と見なされてき た混獲魚も商品化できれば、あるいは魚類養殖では身近で安価なエサ資源を発掘できれば、事情は違ってくるはず。様々な未利用・低利用資源の活用事例と可能 性を拾う。

多様な低利用・未利用魚を次々商品化
〜漁業者との連携で規格化し、外食やスーパーへ〜
愛知県蒲郡市形原町/(株)プロ・スパー

規格外鮮魚が売り物のオーガニックスーパー
〜静岡県漁連と提携、新たな値頃を提案〜
神奈川県横浜市青葉区/マザーズ藤が丘店

新たな“商業種”開発の今昔
〜JAMARCによる未利用資源開発とその成果〜

新たなミール原魚の可能性
〜公海サンマ、ウロコメガレイの魚粉利用試験と実用化への課題〜

水産加工残滓などの未利用水産資源の現状と有効利用
(独)水産総合研究センター中央水産研究所利用加工部/金庭 正樹

日本初! 養殖ブリのエキス入り醤油とポン酢
〜域内異業種連携による加工残渣の再生〜
大分県佐伯市/中嶋水産(株)

生産調整水田を利用した非主食用米生産の意義
(株)農林中金総合研究所/蔦谷 栄一

ベテラン技術者のスキルを業界に還元!
〜水研・水試OBらが非営利のネットワーク構築
一般社団法人全国水産技術者協会

Pick up
漁業・異業種連携ビジネスプラン助成事業とは?
大豆油粕の利用拡大に朗報!
水産ゼロエミッション研究会と副次産物等の利用技術

 

【アクアネットレポート】

■現地レポート
進化し続けるアユ人工種苗
愛知県田原市伊川津町/(株)鳥塚 愛知分場
●10年間の試行錯誤を経て、湖産アユに近い姿形に

■現地レポート
協業方式によるトラフグの大規模陸上養殖
長崎県松浦市/松浦共同陸上魚類
●120t水槽が58面、ブリ養殖業者ら11名が共同運営

【産地】

■技術
冬季におけるカンパチの最適給餌頻度の検討
〜2年魚のEP給餌では、週2回と週3回で増肉単価に5割の差〜
家戸敬太郎・宮野 茂一・島 浩三・三浦 仁嗣・金丸 素久

■防疫
クルマエビのWSD経口ワクチンの開発研究
〜“免疫様現象”の応用、水平感染対策、実用化への課題など〜
(独)水産総合研究センター養殖研究所 病害防除部/佐藤 純

■連載 こちら魚病研究室(58)
流行りそう!? カワハギとウマヅラハギの単独養殖(その1)
八幡浜漁業協同組合三瓶支所・魚病研究室/水野 芳嗣

■生産資機材情報
2009年アルテミア耐久卵の供給見通し
太平洋貿易(株)代表取締役社長/田嶋 猛

【消費地・流通】

■連載 食育活動を成功させるノウハウ(上)
準備編(キーマン・予算・事前調整)
日本女子大学家政部家政経済学科准教授/高増 雅子

■トピック
漁協と生協による「産・消の連携」モデルを模索
●全国漁業協同組合学校セミナー開催

■連載 季節の献立帳(26)〜ボリューム魚メニュー〜
烏賊墨、腸入りスパゲッティー
料理研究家/田口 道子

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■戦略的養殖業のススメ(2)〜養殖業の持続的発展のために〜
まず、足下をよく見よう(その2:消費者の目線)
(独)水産総合研究センター 顧問/松里 壽彦

■22世紀の水産業(128)〜第4部 養殖の現状と未来〜
エビの陸上養殖に乗り出した建設業者
東京大学名誉教授/高橋 正征

■ゆんたく!島暮らし(69)
宝物でいっぱいの小島
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵

【アクアネットプラザ】

■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■図書紹介
■今月の指標
【編集後記】


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