アクアネット2010年3月号目次
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海辺の“厄介者”を見直そう!
〜難物も使いよう〜
●漁業現場を悩ませる、ヒトデ、クラゲ、エイ、フジツボ、アナアオサ、貝殻等々。「厄介者」の烙印を押せば鬱陶しいだけだが、新資源の可能性を秘め、実用化への取り組みも種々行われている。難物も味方に変えて活路を拡げよう。
ヒトデの堆肥化技術とその実用性
〜肥料として有効、安全性も確認〜
宮城県水産技術総合センター気仙沼水産試験場/押野 明夫
“嫌われ者”オニヒトデの意外な利用法
愛媛大学南予水産研究センター/三浦 猛
クラゲと魚のおいしい関係
京都大学フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所/益田
玲爾
ナルトビエイをメタボ予防食品に!
新食材としてのアカフジツボの養殖
押野 明夫
フジツボによるコンクリート構造物の耐久性向上
(独)港湾空港技術研究所/岩波 光保
九州大学大学院工学研究院/_田 秀則
モガイ貝殻を有機石灰肥料に
廃棄物の貝殻が魚礁に変身、JFシェルナース
〜15年間で28道府県8400基設置の実績〜
JF全漁連購買事業部資材課/村上 由香里
アナアオサで痩せウニを育て、藻場を回復させよう!
東京海洋大学海洋科学部食品生産科学科/大迫 一史
大村湾に発生するアナアオサの発酵堆肥化
長崎総合科学大学環境・建築学部/大場 和彦
増えるトド・エゾシカ被害とどう向き合うか
人間との軋轢、有害駆除および利用を取り巻く諸問題
(財)知床財団/石名坂 豪
【巻末図鑑】
“厄介者”が新たな資源に!
■現地レポート
DNA鑑定も導入、優良種苗の安定供給を追求!
愛媛県越智郡上島町/(有)まる阿水産
●ヒラメ・マダイ各300万尾、スズキ50万尾を周年出荷
■現地レポート
6次産業化で、「まえもん」の美味しさ広める!
兵庫県明石市/AFAR・(株)新浜
●若手漁師グループが“おにぎり屋”、食堂、加工場を展開
■海外レポート
極寒の氷上の大イベント! 韓国のマス祭り
〜養殖魚が主役、山間の小さな町に100万人〜
元長野県水産試験場長/山崎 隆義
■連載 複合eco養殖12ヵ月(3)
東町漁協管内におけるヒトエグサ養殖の重要性
東町漁業協同組合/耒代 勇樹
■トピック
第35回全国海水養殖シンポジウム
〜食料産業の自負と使命感をもって魚類養殖を!〜
■連載 美味しさの舞台裏 (60)
多アイテム化するPB商品の行方
フードコーディネーター/池田 恵里
■連載 季節の献立帳(38)〜毎日美味しい!魚のお弁当〜
春の散らし寿司弁当
料理研究家/田口 道子
■トピック
地方卸売市場ならではの強みを生かす
〜組合学校指導事業コース開催〜
■鮮魚・活魚市況
■沿岸環境の再生と機能回復(30)
アジアで深まるSato-Umi(里海)の認識
〜マニラで開かれた国際ワークショップから〜
広島大学名誉教授/松田 治
■22世紀の水産業(141)〜第5部
「新しい」水産学と水産業〜
海の生産層はいつも栄養不足
東京大学名誉教授/高橋 正征
■戦略的養殖業のススメ(14)〜養殖業の持続的発展のために〜
足下を固める
(独)水産総合研究センター 顧問/松里 壽彦
■ゆんたく!島暮らし (82)
水納島港
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■新連載 卸売市場制度の転換期と水産市場(1)
わが国卸売市場制度の転換期
酪農学園大学教授/細川 允史
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■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標(平成20年海面養殖業都道府県別収穫量、他)
【編集後記】
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