川下から川上へ
〜新たな価値形成のための遡上〜
●買手市場とされてきた農水産物において、量販店や外食大手などが自ら生産者となったり、積極的に生産者と直取引を始める等の動きが目につくようになった。それらの特徴や背景を分析し、国内生産者の今後の針路を探る。
増加する企業の農業参入とその背景
〜大手量販は「圃場から食卓へ」を超えた価値も視野に〜
(株)農林中金総合研究所 基礎研究部 主任研究員/室屋 有宏
漁業者との直接取引で、近海魚の美味しさを訴求!
イオン
大手外食による有機農業のパイオニア
〜5道府県に8農場を展開、収穫量の8割を自社消費〜
ワタミグループ
“特製てっちりセット”を支える自社養殖
〜今期は3万尾規模、地元と共に発展する事業に!〜
(株)深広
“資源・環境配慮型漁業”に積極関与する欧米マーケット
日本水産(株)海洋事業推進室 室長/原田 厚
自社買付けで低原価率の高級居酒屋を多店展開
〜3県の浜市場で買参権取得し、直送!〜
(株)一六堂
直営ファームを拠点に実現した地鶏料理店の新業態
(株)APカンパニー
素材から独自性を追求する一流シェフたち
〜“ハレの食シーン”から産地へのアプローチ〜
(株)グローバルフィッシュ 代表取締役/柿澤 克樹
【コラム】
脚光浴びる植物工場
【巻末図鑑】
外食・小売の産地での取り組み
■現地レポート
対米輸出も始まった「すげぇアジ」
愛媛県宇和島市津島町/正栄水産
●計数管理に基づく堅実経営から“攻めの一手”
■現地レポート
「魚沼美雪ます」、ブランド魚への挑戦
新潟県南魚沼市/新潟県にじます組合
●組合メンバー一丸で品質管理、行政もバックアップ
■連載 バイオロギングと養殖科学(5)(最終回)
人工種苗の海洋放流への応用
近畿大学水産研究所教授/坂本 亘
■シリーズ 魚粉高時代の養魚飼料を考える!(4)
マダイ養殖用飼料の低魚粉化試験とタウリン+フィターゼの添加効果
和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場/諏訪 剛・_地
寿生
■連載 複合eco養殖12ヵ月(11)
大型海藻の種糸導入におけるポイント
東町漁業協同組合/耒代 勇樹
■Pick up
全国養鱒振興協会
「平成22年度消費普及担当者研修会&代表者会議」開催
■流通
築地市場における水産物取引の現状と課題
〜減収減益と移転問題に揺れる国内最大市場〜
日本大学生物資源科学部非常勤講師/村上 陽子
■トピック
国産ニジマスを素材に、絵手紙と特別給食!
養鱒協会企画の“ニジマス特別授業”
東久留米市立第七小学校で開催
■トピック
魚の日の「築地市場まつり」に7万人!
国産養フグの模擬店にも長蛇の列
■連載 美味しさの舞台裏(64)
格安メニューの代償
フードコーディネーター/池田 恵里
■連載 季節の献立帳(47)〜毎日美味しい!魚のお弁当〜
烏賊バーガー弁当
料理研究家/田口 道子
■鮮魚・活魚市況
■沿岸環境の再生と機能回復(34)
〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
海ごみはどこからきてどこへゆくのか?
広島大学名誉教授/松田 治
■22世紀の水産業(149)
〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
海底マウンドによる人工湧昇(2)
東京大学名誉教授/高橋 正征
■ゆんたく!島暮らし(90)
「家族経営」の島
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■魚百景・百味(36)
目黒のサンマ、カメルーンのアジ
インテム・コンサルティング(株)/土居 正典
■今月の魚!なヒト
■商品・サービス情報
■ニュースフラッシュ
■図書紹介
■今月の指標
【編集後記】
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