放射性物質新基準値への対応
〜安全確保のための仕組みと取り組み〜
●今年4月から、水産物を含む一般食品の放射性セシウム暫定基準値
が、100ベクレル/kgの「新基準値」に改められた。漁業・養殖業関係者、流通業者、消費者らはこの“引き下げ”をどう受け止め、どんな取り組みを行っ
ているのか? また、原発事故による水産物輸出への影響と対応は?
食品中の放射性物質の新基準値について
「一般食品100ベクレル/kg」の所以
水環境と水産物の放射線モニタリングの経過
魚類における放射性物質の取り込みと排出について
(独)水産総合研究センター 中央水産研究所/重信 裕弥
水産庁 増殖推進部研究指導課 水産研究専門官/森田 貴己
原発事故による水産物輸出への影響と対応
水産庁漁政部加工流通課 水産物貿易対策室長/伊佐 広己
漁業者による“生産自粛基準”とその効果
茨城県と漁連による独自基準値での対応
生協の放射能リスク対策
自主検査の徹底で、産地の風評被害を一掃
放射能問題に対する魚類養殖業界の対応
【現場訪問】女川魚市場における放射性物質の自主検査
■現地レポート
アマゴを軸に「6次産業化」を実践
静岡県伊豆市大平柿木/(有)下山養魚場
●養鱒、釣り場、加工品製造、食事処、ワサビ栽培も
■現地レポート
Uターン漁師、複合漁業で頑張る!
島根県隠岐郡知夫村/萬 康さん
●ヨコワ漕釣、イワガキ養殖、一本釣りで“フル操業”
■新技術
低塩分飼育法による種苗生産技術の開発
〜初期減耗の低減に有効、漁獲魚の蓄養にも〜
広島県立総合技術研究所水産海洋技術センター 水産研究部
研究員/御堂岡 あにせ
■連載
養殖分野におけるDNA親子鑑定の活用術(3)
マダイの形態異常排除
愛媛大学南予水産研究センター農学部分室 准教授/高木 基裕
(有)まる阿水産 生産部開発課 課長/澤山 英太郎
【カラー図鑑】
マダイの形態異常
カサゴ仔魚の体表に分布する塩類細胞
■インタビュー
養殖魚の市場拡大を支える飼料供給を!
(社)日本養魚飼料協会 理事長/塩川 二郎さん
■連載 内水面漁業の未来は明るいか(6)
川、そしてアユは森と海とのキューピッド
富山県農林水産総合技術センター水産研究所
田子 泰彦
■トピック
3都市ターミナル駅で養殖アユをPR
〜全鮎連が名古屋、東京、大阪で販促イベント〜
■トピック
第5回『大学は美味しい!!』フェア
〜全国34大学の食の研究成果を展示即売〜
■連載 美味しさの舞台裏(73)
「家ナカ需要」を掘る
フードコーディネーター/池田 恵里
■連載 Sushiは世界の共通語(17)
2007年シラ国際外食産業見本市(3)
興奮の坩堝と化すコンテスト会場
(有)さかえ寿司 代表取締役/風戸 正義
■連載 季節の献立帳(67)〜お手軽おさかな丼〜
穴子塩麹焼き丼
料理研究家/田口 道子
■鮮魚・活魚市況
■沿岸環境の再生と機能回復(44)
環境技術実証事業とは?
─ETVマークの意味するもの─
広島大学名誉教授/松田 治
■漁業者は里海とどう関わったらいいか?(7)[最終回]
里海のマネジメントに漁業者がどう関わるか
近畿大学産業理工学部経営ビジネス学科 教授/日高 健
■22世紀の水産業(169)
〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
魚の完全養殖の課題(2)
台湾国立中山大学 客員教授/高橋 正征
■ゆんたく!島暮らし(110)
沖縄余興考
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】
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