魚病対策最前線
〜ワクチンの威力、新興疾病への備え〜
●同じ生物種を集めた養殖空間では、疾病の発生・まん延が起きやすいとされる。それには飼育に伴う人為要因が大きく影
響するので、その防除も“飼う側”の努力・工夫にかかっている。外来性病原体を含む最近の魚病問題と最新の防疫対策を整理する。
重要疾病と防疫対策を俯瞰する
(独)水産総合研究センター増養殖研究所
病害防除部長/乙竹 充
海産魚類養殖における魚病対策の変遷と課題
大分県農林水産研究指導センター水産研究部
養殖環境チームリーダー/福田 穣
魚病ワクチン開発の現状と今後の展望
(独)水産総合研究センター増養殖研究所 病害防除部
免疫グループ長/中易 千早
ヒラメのクドア症感染防止技術の開発
(独)水産総合研究センター増養殖研究所 病害防除部
病原体研究グループ長/森 広一郎
海外伝染病対策のあり方
〜KHV病の現状から考える〜
(独)水産総合研究センター増養殖研究所 魚病診断・研修センター
魚病診断グループ長/湯浅 啓
DNAチップを用いた魚病細菌の検出
(独)水産総合研究センター増養殖研究所 病害防除部 病理グループ
主任研究員/釜石 隆
抗体検出による疾病の罹患歴の検査
(独)水産総合研究センター増養殖研究所 病害防除部
病理グループ長/三輪 理
コラム/「治療から予防へ」のその後
カラー図鑑/魚病検査の新技術
■現地レポート
町おこしの起爆剤、「温泉トラフグ」
栃木県那須郡那珂川町/(株)夢創造
●塩化物泉による短期育成、農商工連携によるブランド化
■インタビュー
都会と地方を食でつなぐ交流型レストラン
全国うまいもの交流サロン「なみへい」オーナー/川野
真理子さん
●特産品の物販とコース料理で、地域を応援
■シリーズ マス類養殖安定生産技術の開発(1)
微細気泡を用いたガス病・酸素欠乏症予防
(独)水産総合研究センター増養殖研究所 内水面研究部
資源増殖グループ/宮本 幸太・矢田 崇
■連載 養殖分野におけるDNA親子鑑定の活用術(4)
クエの親魚選抜
愛媛大学南予水産研究センター農学部分室 准教授/高木
基裕
愛媛県農林水産研究所水産研究センター養殖推進室
主任研究員/山下 浩史
■連載 東南アジアで魚を飼う(91)
東南アジアのナマズ養殖再考(1)
〜アフリカナマズの養殖魚としての素晴らしさ〜
マレーシア・サバ大学ボルネオ海洋研究所 教授/瀬尾 重治
■連載 内水面漁業の未来は明るいか(7)
サクラマス群の資源価値
富山県農林水産総合技術センター水産研究所/田子
泰彦
■トピック
“東京都ふぐ条例”改正の概要
〜都福祉保健局がシーフードショーで説明会〜
■トピック
第14回ジャパン・インターナショナルシーフードショー
〜ウナギ代替蒲焼き、サーモン、フグ製品に注目〜
■Pick up
水産物輸出拡大へ、発想の転換を!
〜水産庁の森下参事官が海洋フォーラムで講演〜
■連載 季節の献立帳(68)〜お手軽おさかな丼〜
鯛の素揚げドライカレー丼
料理研究家/田口 道子
■鮮魚・活魚市況
■Sushiは世界の共通語(18)
2007年ロシアSushiセミナー(1)
厳寒のモスクワへ
(有)さかえ寿司 代表取締役/風戸 正義
■22世紀の水産業(170)
〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
魚の完全養殖の課題(3)
台湾国立中山大学 客員教授/高橋 正征
■ゆんたく!島暮らし(111)
ゴーヤーチャンプルーへの道
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■商品・サービス情報
■今月の指標
【編集後記】
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