 “適正期間”を見直す
～慣行の再吟味～
●基礎研究や周辺技術の進展、新たな着想などにより、魚介類の飼育や鮮度保持の“定石”も変わり得る。日数やタイミングの再考でプラス効果が期待できる実例とその候補を拾う。
環境に配慮したカキ養殖に向けて
物質循環からみた適正な養殖方法と実現への課題
広島県立総合技術研究所 水産海洋技術センター 水産研究部/川口 修
宮城ギンザケの水揚げ期間を延長させる試み
生簀の沈下で8月中旬まで養殖可能に
東京大学・潮秀樹教授らの研究グループ
止水期間を延長したガザミの種苗生産技術
飼育期間の短縮とコストダウンが可能に
山形県農林水産部水産振興課/本登 渉
オニオコゼ種苗生産における“タイミング”の再点検
（国研）水産研究・教育機構 瀬戸内海区水産研究所 資源生産部/竹島 利
大型マス類の鮮度を保持するための締め方と氷冷方法
岐阜県水産研究所下呂支所/原 徹
アサリ稚貝の成長を速める装置「かぐや」
塩ビ管に入れて海へ垂下、2ヵ月で殻長10mmに
福岡県水産海洋技術センター豊前海研究所
■海外レポート
《済州道取材報告その1》
ヒラメクドア問題のギャップとジレンマ
検査は種苗・養成途中・出荷前の3段階、昨夏から定性PCRに
■現地レポート
個性磨き、川釣りの魅力を拡充
埼玉県秩父市/秩父漁業協同組合
●アユもマスも楽しめて中学生以下無料、毛針専用C&Rも
■防疫
魚類住血吸虫症の現状と生態的防除の可能性
～薬剤を用いない予防法開発に向けて～
近畿大学水産研究所白浜実験場 准教授/白樫 正
（公財）目黒寄生虫館 館長/小川 和夫
■カラー図鑑
マグロ住血吸虫の生活環
■寄稿
養殖マダイの成長変化と給餌管理
稚魚から1.2kgまでの飼育結果と生態的考察
三浦 仁嗣、水野 芳嗣、清水 徹、秀長水産(株)第二営業部
■連載 海面魚類養殖場の環境評価と修復(2)
養殖許容量と環境基準
京都大学学際融合教育研究推進センター特定教授/横山 寿
■防疫対策
「ピシバック®注レンサα2」の特徴と有効性
ブリ属のI型およびII型α溶血性レンサ球菌症を一度に予防
共立製薬(株) 開発統括部/村上 大雅
■施策
水産動物の防疫体制強化
輸入防疫と国内防疫に係る農水省令改正
■連載 内水面漁業の未来は明るいか(53)
河川下流域での調査船の活躍
富山県農林水産総合技術センター水産研究所/田子 泰彦
■アクアネット・レポート
気心知れた常連相手から、情報をシェアして売る時代に
東京魚商業協同組合青年部連合会会長/大武 浩
■トピック
日本のサバ市場、ノルウェー産が初の過半に
骨取り・昆布塩など高付加価値商品が拡大
■Pick up
「江戸前船橋瞬〆すずき」をアピール
“漁獲量日本一の天然スズキ”の差異化
■連載 季節の献立帳(114)～次世代に伝えたい魚の定番料理～
鮎飯
料理研究家/田口 道子
■鮮魚・活魚市況
■22世紀の水産業(216)～第5部 「新しい」水産学と水産業～
養殖魚の餌（植物性の餌の課題）
東京大学名誉教授/高橋 正征
■魚百景・百味(48)
アフリカナマズ大王
～天ぷらで光るその持ち味～
インテムコンサルティング(株)/土居 正典
■Sushiは世界の共通語(49)
2011年ルーマニア&ウクライナ(6)
若さと美しさ溢れるキエフ国立大学
(有)さかえ寿司 代表取締役/風戸 正義
■ゆんたく！島暮らし(157)
斤単位ビニール袋の使い勝手
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■今月の魚！なヒト
■ニュースフラッシュ
■商品・サービス情報
■今月の指標
【編集後記】
|
