アクアネット2017年1月号目次
【特集】

「地元売り」の伸びしろ
〜足許を掘り起こす〜
● 農水産物の輸出拡大は今や国策となった。人口動態などを踏まえ、“地元”では食べ切れないから売り先をもっと広げる――ということでもある。その一方で、 量販店などの苦戦を尻目に、大盛況の農産物直売所や「道の駅」の存在も聞こえてくる。水産物の地場消費の拡大余地とそれを実現させる方策を掘り起こす。

地元が喜ぶ鮮魚販売
漁協による直売所運営と農協等との連携
(株)農林中金総合研究所 基礎研究部/田口 さつき

水産物の地産地消の拡大余地
“伸びしろ”実現・獲得へのアプローチ
(有)フーズシステムクリエイター 代表取締役/佃  朋紀

「地元売り」の新チャネル?
ふるさと納税と返礼品の仕組み

出荷登録漁家300人、魚介類の年間売上2.5億円
福岡県・糸島漁協の「志摩の四季」

「漁協食堂」利用客10万人/年
直売所は4年目で年商1億円に
徳島県鳴門市 北灘漁業協同組合

「原種あまご」の地産地消
親魚養成からコース料理までの“一貫生産”
三重県津市美杉町 川上淡水養殖場/坂本小屋

阿納のトラフグ漁家民宿
地区を挙げて集客の仕掛け作り
福井県小浜市 四季の宿 かわはら

長島大陸市場食堂
東町漁協の「味処 鰤王」を拡充リニューアル

味処 桜勘
垂水市漁協直営のカンパチ料理専門店

特集図鑑/地産地消の諸形態

【アクアネットレポート】

■現地レポート
「伊勢まだい」のブランド戦略
三重県海水養魚協議会 伊勢まだい生産者部会
●零細漁家と漁連の連携による生販管理

■消費地レポート
人と街、食材が活きる大衆酒場をプロデュース
(株)浜倉的商店製作所代表取締役/浜倉 好宣さん
●魚屋、漁協、シャッター通りを再生する仕組みづくり

【産地】

■隔月連載 閉鎖循環飼育の未来と可能性III(10)
省エネルギー・コスト低減効果の実証
―閉鎖循環システムによるトラフグの親魚養成―
(国研)水産研究・教育機構 瀬戸内海区水産研究所(屋島庁舎) 資源生産部 養殖生産グループ長/山本 義久

■連載 内水面漁業の未来は明るいか(60)
風評被害の根絶に挑む(3)
〜神通川の川漁師たちの証言〜
富山県農林水産総合技術センター水産研究所/田子 泰彦


【消費地・流通】

■連載 水産物流通販売事業の革新を考える(33)
「セリ」の歴史とその機能条件
東京海洋大学大学院 海洋政策文化学部門 教授/婁  小波

■連載 栄養学から見た魚食と健康(5)
フレイルティ(虚弱)を防ぎ、元気で長生き
女子栄養大学栄養学部 教授/川端 輝江

■Pick up
養殖魚を見て・触れて・食べて学ぶ
都内小学校で全海水の“出前授業”

■トピック
台湾ハタの冷凍加工品をPR
“駐日大使館”で展示試食会

■連載 季節の献立帳(121)〜男の魚料理〜
焼き塩鮭 柚子おろし
料理研究家/田口 道子

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■沿岸環境の再生と機能回復(71)
造成された人工干潟の有効利用
─山口県の大島干潟を例に考える─
広島大学名誉教授/松田 治

■22世紀の水産業(223)〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
天然種苗を使った魚介類の養殖
東京大学名誉教授/高橋 正征

■ゆんたく!島暮らし(164)
PTA視察研修
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵

【アクアネットプラザ

■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
■平成27年海面養殖業都道府県別収獲量
【編集後記】




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