水産物輸出の伏流 〜新たな商機とその周辺〜
●2018年の水産物輸出額は前年比10%増の3031億円に及んだが、人口動態などに基づく内需の漸減予想もあり、さらなる外需拡大が期待されている。“新興株”や、主軸品目における注目の動きを拾う。
急増する韓国のブリ活魚輸入
2018年は日本から1500t超、刺身消費が大衆化・多様化
(国研)水産研究・教育機構 水産業成長産業化推進室/今井 浩人
輸出シマアジの行方
中国、韓国、ロシアへも
(株)SINRA 代表取締役/橋 隆行
アジア・北米に広がる“生鮮たい”輸出
2018年は台湾、米国、香港、韓国の順
急増する冷凍カキ輸出
2018年は台湾・香港・中国などへ約1900t
サバとサンマの輸出動向
ホタテは中国への両貝輸出が主流に
主産地での大量死による供給不安も
サケマスの輸出動向
漁獲減に伴い輸出も減少傾向
生食用生鮮養殖クロマグロの
対EU輸出の要件
マグロとクロマグロの輸出動向
生鮮クロマグロの8割が中国へ
スジアラ対中輸出の成算
南西諸島での陸上養殖産業化プロジェクト
韓国の活ヒラメ輸出の近況
日本向けはこの10年で半減以下に
東卸が全6回の「輸出セミナー」
組合員の“販路拡大”後押し
コラム/本場の激辛料理と格闘
■消費地レポート
NYマンハッタンに和食シーフードレストラン出店
WOKUNI/(株)東京一番フーズ
●日本産魚販売の拠点に
■現地レポート
大手マダイ養殖漁家の“働き方改革”
愛媛県南宇和郡愛南町/安高水産(有)
●仕組みの見直し・改善重ね、休日拡大も実現
■現地レポート
愛媛県の“スマ種苗生産施設”
●今春始動、初年度は3万尾を沖出し
■異変
気候変動によるフグの分布域北上と雑種の増加
(国研)水産研究・教育機構 水産大学校 生物生産学科/橋 洋
■提言
水産業の成長産業化をどう進めるべきか(中)
東京大学大学院教授/八木 信行
■トピック
“EP養成の近大マグロ”出荷開始
25日齢から配合飼料のみの完全養殖魚
■トピック
「養殖業成長産業化推進協議会」が始動
国の総合戦略策定に向け、業界関係者らが“助言”
■トピック
原発事故後の環境・水産物の放射能推移
海生研が調査報告会
■Pick up
沿岸漁業の出口管理には周到な準備が必要
全漁連の大森専務が“成長産業化への取り組み”語る
■Pick up
マス類の海水適応能に関する最新の研究成果も
第44回全国養鱒技術協議会
■海外
ナギナタナマズ科の分類と養殖適性
インテムコンサルティング(株)/打木 研三
■連載 内水面漁業の未来は明るいか(91)
内水面の漁法(1)−アユ投網漁(後編)−
富山県農林水産総合技術センター水産研究所/田子 泰彦
■連載 給食, Do you know?(10)
「食育」事始め
(特非)チーム学校給食&食育委員/大留 光子
■Pick up
ウナギ資源保全への各種取組みの現状を整理
公開シンポ「うな丼の未来7」開催
■連載 季節の献立帳(152)〜おひとり様の魚料理〜
鰤のトマト煮込み
料理研究家/田口 道子
■鮮魚・活魚市況
■22世紀の水産業(254)〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
室戸で地元の水族館を夢見る若手漁師
東京大学名誉教授/高橋 正征
■技術士通信(3)
養殖生簀と係留施設の現状
(公社)日本技術士会水産部会/市川 正和
■エッセイ 自然・魚・漁労(14)
“ジム通い時代”の食嗜好
豊海おさかなミュージアム館長/石井 元
■ゆんたく!島暮らし(195)
オーバーツーリズム考(上)
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】
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