魚の食べ方 新境地 〜新たな味わい、手軽さ、楽しさ〜
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新型コロナ下で、家庭での魚食が増えている。水産白書によれば、2020年の1世帯当たりの鮮魚購入量は前年比4%増の23.9kg、02年以来18年ぶ
りの増加。外食支出が減った反動も要因と見られる。この芽を伸ばす、新たな魚の食べ方・調理法やそのための器具などを紹介する。
新感覚の「ソフト干物」で、魚のファンを増やす!
短時間で熟成干物ができる特殊冷風乾燥機
GSK(株)/テイストモディファイア
おうちでお手軽燻製
市販の燻製器で、養殖魚がより美味に
イオンのキューブ型冷凍魚
下ごしらえ不要、お弁当にも入れやすい
低温調理器を試してみた!
ソフトなまま魚の芯まで火が通る
加熱調理物の真空冷却機
カニかまに続け!
すり身原料のウナギ蒲焼き、生ウニ
電気パルスで殺虫
刺身のままアニサキスフリーに
【特集図鑑】
おうちの魚料理をグレードアップ
■現地レポート
マス類の釣魚需要を支える長野の雄
長野県安曇野市豊科/日の出養鱒(株)
●ニジマス主体に年間400tを供給、自社生産が9割
■現地レポート
シマアジ養殖を基盤にした活魚販売
大分県佐伯市蒲江/西浦水産(有)
●自社車両で県内外へ、ヒラマサ・マダイも生産
■消費地レポート
「築地魚河岸」で製造・販売するオリジナル干物
(有)日進
●西京干し、二度干しなど、プロにも一般客にも好評
■育種
ゲノム編集技術を活用した水産物の品種改良とその実用化
リージョナルフィッシュ株式会社
【口絵】
ゲノム編集技術で品種改良したマダイとトラフグ
■隔月連載 宮城県離島の震災復興の現段階(1)
気仙沼市大島
(株)水土舎 最高顧問/乾 政秀
■連載
養殖随想-取材手帳からの「養殖ニッポン 今昔記」-(9)
増え続ける世界の魚食を賄う
佐々木 満
■連載 東南アジアで魚を飼う(133)
備讃瀬戸の海を大きな養殖池と考える
〜コロナ禍で地元漁業と地魚を考察する〜
近畿大学水産養殖種苗センター 教授/瀬尾 重治
■連載 海の向こうから鱒が来た(5)―西洋鱒移殖小史―
ブラウントラウトの国内流入
錦織 則政
■Pick up
ブリ種苗の安定確保策、積立ぷらす拡充など陳情
全海水、自民党「養殖漁業懇話会」で
■Pick up
移動制限の観点から種苗流通の把握も必要
第7回魚病対策促進協議会
■トピック
「第53回養鱒振興全国大会」開催
魚沼美雪ます、農村民泊、低魚粉飼料の講演など
■トピック
全鮎連、家庭でのアユ消費喚起の具体案を議論
「令和3年度全国鮎養殖漁業振興懇話会」開催
■連載
ロジスティクスから考える水産物流通の将来(2)
商品の高付加価値化と物流の高度化からみた課題と将来
東京海洋大学 名誉教授/苦瀬 博仁
流通経済大学流通情報学部 教授/味水 佑毅
■トピック
第23回シーフードショー開催
380社が出展、1万1125名来場
■Pick up
豊洲市場におけるごみ処理の現状と課題
東卸がワークショップ開催
■連載 季節の献立帳(180)〜お役立ち!作り置き魚料理〜
鰊の昆布巻き
料理研究家/田口 道子
■鮮魚・活魚市況
■22世紀の水産業(282)〜第5部 「新しい」水産学と水産業〜
シティコンを人工海底山脈に利用するための課題
(株)人工海底山脈研究所 代表取締役/鈴木 達雄
■連載 内水面漁業の未来は明るいか(119)
アユ釣り、アユ漁の拡大でこの国難の克服を!(続編その17)
富山県農林水産総合技術センター水産研究所/田子 泰彦
■エッセイ 自然・魚・漁労(41)
「海洋異変」の常態化?
豊海おさかなミュージアム館長/石井 元
■ゆんたく!島暮らし(223)
シークヮーサー
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】
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