海洋深層水利用の現況と展望
〜有用無尽のポテンシャル〜
●様々な特長を有する海洋深層水は、冷熱や富栄養などをカスケード利用でき、立地によっては発電も可能のため、産業や地域振興への大きな効果が期待できる。魚介類へのストレス低減効果も明らかにされた。そのメリットを水産業での利用例で確認する。
海洋深層水による漁港の衛生管理
漁獲物の鮮度保持にも
羅臼町役場産業創生課/山石 秀樹
久米島発・世界初の完全陸上養殖「あたらないカキ」
「第8の海」海洋深層水で、餌料・カキを連続生産
(株)ジーオー・ファーム取締役COO/鷲足 恭子
海洋深層水を使ったクルマエビ種苗生産
ウイルスフリーのノープリウスとポストラーバを安定供給
沖縄県車海老漁業協同組合/松本 源太
魚介類のストレスを低減する能登海洋深層水
鈴木信雄、端野開都、平山順、吉田真明、田渕圭章、古澤之裕、浦田慎、渡辺数基、丸山雄介、服部淳彦、松原創
【特集図鑑】
海洋深層水の活用事例
■現地レポート
50年間“魚病知らず”のアマゴ養殖場
長野県下伊那郡泰阜村/栃城養殖漁業生産組合
●自家完全養殖で発眼卵、稚魚、成魚を安定供給
■連載 東南アジアで魚を飼う(139)
ジャワ島最東部にできた巨大な養殖研究所
?東インドネシアで東南アジアの養殖王国を目指す?
近畿大学水産養殖種苗センター 教授/瀬尾 重治
■連載 持続可能な養魚飼料への開発研究(2)
養殖魚の低価格・高効率飼料の開発に向けた取組み
(国研)水産研究・教育機構 水産技術研究所 養殖部門 生理機能部 飼餌料グループ/吉永 葉月・村下 幸司
■コラム
ノルウェーのサーモン用飼料の原料割合
■海外事情
ノルウェーのサケ養殖に対する資源税導入の経緯
(株)ゴトー養殖研究所 ノルウェー駐在所 所長/Jørgin Gunnarsson
(株)ゴトー養殖研究所 取締役副社長/中西 照幸
■Pick up
2023年の宮城ギンザケ水揚げ実績
前年比5%増の1.8万t、単価は5%安の686円
■トピック
「第33回ACNフォーラム」開催
レンサ球菌症の最新知見、ブリ養殖産業の近未来像
■連載 内水面漁業の未来は明るいか(142)
川の生命線は水源地 その5
富山県農林水産総合技術センター水産研究所 所長/田子 泰彦
■連載 改正卸売市場法と水産市場(4)
2024年問題が揺るがす卸売市場の物流
卸売市場政策研究所 代表/細川 允史
■連載 養殖産業のフードチェーン・アプローチ(3)(最終回)
EU向け水産物輸出に学ぶ
広島大学大学院統合生命科学研究科/山尾 政博
愛媛大学農学部/天野 通子
■連載 季節の献立帳(203)?お魚ワンプレートで世界めぐり?
鱈のボルシチ(ウクライナ)
料理研究家/田口 道子
■鮮魚・活魚市況
■沿岸環境の再生と機能回復(112)
若手漁業者を育成する大輪田塾の取組み
─浜のリーダーへの期待─
広島大学名誉教授/松田 治
■22世紀の水産業(305)?第5部 「新しい」水産学と水産業?
冷水性魚介類の蓄養
東京大学名誉教授/高橋 正征
■エッセイ 自然・魚・漁労(63)
魚類相の変化への対応
豊海おさかなミュージアム名誉館長/石井 元
■ゆんたく!島暮らし(246)
野草ニンブトゥカー
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】
|