水産物輸出入の近況
〜輸出金額1%増の中身〜
●ALPS処理水放出を口実とした中国の日本産水産物輸入停止、国内外でのコロナ禍の収束、円安などの影響は? オールジャパン・プロモーションの手応えは?
「JAPANESE SEAFOOD」をオールジャパンで!
日本産水産物のブランディングを推進
日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)
[対米ブリ輸出]
米国子会社の取組み強化で商圏拡大
グローバル・オーシャン・ワークス グループ代表/増永 勇治さん
ブリの輸出
金額は前年比115%、冷凍フィレーが66%占める
水産物輸出額は前年比101%
“貿易赤字”は僅かに縮小
「たい」の輸出
対韓活魚は数量14%減、8月から失速
ホタテ貝の輸出
冷凍殻付きは半減、殻無しは1割増
真珠の輸出
23年は92%増も、8月以降は香港で滞貨か
イワシの輸出
数量で3割減、単価は2割アップ
サバの輸出入
国産不漁で輸出減、輸入増、単価アップ
活ヒラメの輸入
23年は10%増の1544t
韓国の生産量の4%相当
サケマスの輸出入
22年以降は単価アップ
【特集図鑑】
JFOODOによる日本産水産物の海外プロモーション
■現地レポート
生産者による錦鯉輸出のパイオニア
福岡県久留米市/(株)尾形養鯉場
●95%が海外愛好家向け、独自のネットオークションも
■Pick up
長万部産ホタテの新市場開拓ミッション
台湾駐日代表処、生鮮流通・外食の雄などを歴訪
■考察
低魚粉飼料で育種すべきか
(国研)水産研究・教育機構 水産技術研究所 生理機能部 飼餌料グループ 主幹研究員/山本 剛史
■環境
閉鎖性海域における冬季の中層貧酸素発生機構の解明
?二枚貝養殖の被害防止に向けて?
京都府農林水産技術センター海洋センター 研究部 つくり育てる漁業担当/舩越 裕紀
■生産資材情報
2024年アルテミア耐久卵の供給見通し
目下は21-22年産が中心、23-24年のGSLは好漁
マリンテック(株)/五十島 昇
■連載 内水面漁業の未来は明るいか(146)
川の生命線は水源地 その9
富山県農林水産総合技術センター水産研究所 所長/田子 泰彦
■連載 随想 海の話(13)
水産と電力が共生するノルウェーの海
佐々木 満
■リレー連載 水産物の冷凍・解凍技術とその周辺(2)
水産物の氷水解凍の有用性
東京海洋大学産学・地域連携推進機構
サラダサイエンス寄附講座/鈴木 徹・李 潤珠
■トピック
FOODEX JAPAN 2024 開催
日本産水産物専用パビリオンも
■連載 改正卸売市場法と水産市場(8)
広域連合市場構想による卸売市場の持続性確保
?広域連合市場の類型?
卸売市場政策研究所 代表/細川 允史
■連載 季節の献立帳(207)?お魚ワンプレートで世界めぐり?
生春巻き 紅白膾添え(ベトナム)
料理研究家/田口 道子
■鮮魚・活魚市況
■沿岸環境の再生と機能回復(114)
フランスでSatoumi(里海)を考える
─モンサンミシェル湾の干潟とカキ養殖─
広島大学名誉教授/松田 治
■エッセイ 自然・魚・漁労(67)
豊洲の賑わい施設「千客万来」の佇まい
豊海おさかなミュージアム名誉館長/石井 元
■22世紀の水産業(309)?第5部 「新しい」水産学と水産業?
海洋深層水の安定性
東京大学名誉教授/高橋 正征
■ゆんたく!島暮らし(250)
高齢化社会に思う
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】
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