アクアネット2024年6月号目次
【特集】

水産DXの現在地と課題
〜“デジタル変革”の必要性と実効性〜
●農水省による「農業DX構想」は、「ロホ゛ット、AI、IoT等の技術の現場実装を強力に進めることによりテ゛ータを活用した生産効率の高い営農を実行しつつ、消費者の需要をテ゛ータて゛捉え、消費者か゛価値を実感て゛きるような形て゛農産物や食品を提供していく農業への変革を実現」していこうとするもの。一方、「スマート水産業」は、端的にはICT・AIやロボットなどの「スマート技術」を取り入れた水産業を指すが、目的地は同じであろう。その見地から“デジタル変革”の必要性を確認し、注目事例に学び、課題を考える。


労働力問題からみたスマート水産業の意義と課題
北海道大学大学院 水産科学研究院 准教授/佐々木 貴文

水産DXへの道のり
スマート水産業の成果と課題
公立はこだて未来大学 副理事長/和田 雅昭

マーケットインの鮮魚加工を支えるDX
“必要な部位を必要なだけ必要なときに供給”を実現
尾鷲物産の取組み

DXによる養魚管理の適正化
超音波式センサと専用アプリの開発
古野電気(株) 養殖支援事業推進室 室長/浅海  茂

スマート水産業の生産現場への普及に向けた水産庁の施策について
水産庁 増殖推進部 研究指導課 海洋技術室長/武田  行生

【特集図鑑】
水産現場のスマート化の取組み例

【アクアネットレポート】

■生産者便り
ヤンバル琉宮水産のスギ養殖
(株)ヤンバル琉宮水産 常務取締役/原 貴行
●4kgサイズ中心に周年供給、クセのない白身が好評

■現地レポート
遠隔監視システムでアメゴ養殖の効率化
高知県梼原町/集落活動センターおちめん
●小水力・太陽光による電力自給も

■論考
日本における近年のカキ食文化の変容と
カキ養殖技術への影響
(一社)全国水産技術協会 理事/關 哲夫
●その1 食べ方が異なれば「美味いカキ」も異なる

【産地】

■飼養技術
補償成長を利用したマダイ養殖における給餌量の削減
高知県水産試験場増養殖環境課/黒原 健朗
(一社)高知県漁業就業支援センター/山下 樹徹

■資源
愛知県海域におけるアサリの資源減少要因と回復策
愛知県農業水産局水産課 課長補佐/日比野  学

■トピック
パルスパワーによるアニサキス殺虫 社会実装へ
CFで資金調達、返礼の講演会開催

■連載 内水面漁業の未来は明るいか(149)
続・いざ、新天地へ
庄川沿岸漁業協同組合連合会 常務理事・参事/田子 泰彦

【消費地・流通】

■リレー連載 水産物の冷凍・解凍技術とその周辺(5)
水産物の凍結保存による低炭素化と美味しさの両立
東京海洋大学 学術研究院 食品生産科学部門 食品冷凍学研究室 教授/渡辺 学

■連載 季節の献立帳(210)?お魚ワンプレートで世界めぐり?
伊佐木のセビーチェ(ペルー)
料理研究家/田口 道子

■鮮魚・活魚市況

【連載】

■SDGsな未来を拓く若手研究者たち(2)
数値計算を用いた養殖場の環境保全への模索
東京大学生産技術研究所 助教/周  金?

■22世紀の水産業(312)?第5部 「新しい」水産学と水産業?
海洋深層水とその利用
東京大学名誉教授/高橋 正征

■エッセイ 自然・魚・漁労(70)
円安と“雇い負け”
豊海おさかなミュージアム名誉館長/石井  元

■ゆんたく!島暮らし(253)
どうするんだNTT!
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵

【アクアネットプラザ

■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】




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