選別・仕分けの効率化
〜現場起点の創意工夫〜
●水揚げした魚介類の選り分けは、価値形成の要である。反面、その作業は煩雑で多くの人手を必要としてきた。しかし、産地においても人口減・高齢化が進み、荷捌き作業は外国人技能実習制度等の対象外。省人・省力化などの工夫が切に求められている。注目事例を拾う。
「松浦魚市場における選別作業の効率化
ケンソウ・ネットワーク・オフィス 代表/田中 憲壯
まき網アジの活餌用選別による魚価向上
独自開発の「選別カゴ」が機能
定置網での組み立て式船上型選別装置による選別の効率化
(国研)水産研究・教育機構 開発調査センター 養殖システムグループ主任研究員/北野 載
「めいつ美々鯵 三ツ星」の自動脂質選別とその効果
めいつの魚ブランド化推進協議会
活養殖マダイのサイズ選別を自動化
安高水産(有)
定置網漁獲魚の自動魚種選別機の開発
東杜シーテック(株)取締役・統括マネージャー/白川 清彦
底びき網漁具の改良による船上作業時間の短縮
(国研)水産研究・教育機構 開発調査センター 漁業第二グループ 研究員/下光 利明
食品スーパーにおける鮮魚類の販売形態と求められる納入体制
小谷フードビジネス 代表/小谷 一彦
養鱒場で活躍する活魚サイズ選別機
(株)林養魚場
【特集図鑑】選別・仕分けの効率化
■現地レポート
サケマスRAS養殖のパイオニアを再訪
福島県西白河郡西郷村/(株)林養魚場
●フランチャイズ展開も着々、“半RAS”システムも稼働へ
■インタビュー
どんな時も“やれる、できる”の精神で!
(株)林養魚場 取締役会長/林 愼平さん
■インタビュー
養殖産業の成長支える持続可能なバリューチェーン
伊万里工場の機能拡充
スクレッティング・グローバル CEO/バスティアン・ヴァン・ティルバーグさん
■トピック
豊洲市場の仲卸売場を親子で体験
水産物流通の仕組みや目利きを学ぶ
■新連載 養殖魚における腸内細菌の役割とプロバイオティクスを用いた防疫技術(1)
腸内細菌と宿主〜マイクロバイオームの新時代〜
宮崎大学農学部海洋生物環境学科 教授/田岡 洋介
■異変
日本海南西部におけるブリとヒラマサの自然種間交雑現象
(国研)水産研究・教育機構 水産大学校 生物生産学科 教授/橋 洋
■連載 東南アジアで魚を飼う(143)
東南アジアでウナギをつくりたい−II
?インドネシアでのウナギ生産の大きな可能性?
近畿大学水産研究所 客員教授/瀬尾 重治
■連載 随想 海の話(17)
広くて深い日本の海の潜在力
佐々木 満
■連載 内水面漁業の未来は明るいか(153)
令和6年夏、小型アユが漁場を席巻
庄川沿岸漁業協同組合連合会 常務理事/田子 泰彦
■リレー連載 水産物の冷凍・解凍技術とその周辺(9)
AFPの再結晶化抑制と東北産水産物中AFPの探索
東京海洋大学海洋科学部 教授/萩原 知明
(一社)食品冷凍技術推進機構 研究員/小林 りか
■連載 季節の献立帳(214)
?お魚ワンプレートで世界めぐり?
鮭のムニエル(イギリス)
料理研究家/田口 道子
■Pick up
香川県知事と漁連会長がオリーブハマチをPR
東信水産総本店で「香川フェア」
■Pick up
RAS育ち「天然水サーモン」本格販売開始
ネット通販と鮮魚店で
■トピック
事例から学ぶ地域市場の創出方法
2024年度JFグループ販売事業コース開催
■鮮魚・活魚市況
■22世紀の水産業(316)?第5部 「新しい」水産学と水産業?
資源の多段利用はどこまで進んでいるか?
東京大学名誉教授/高橋 正征
■SDGsな未来を拓く若手研究者たち(6)
北海道の水産・食産業振興に向けた試験研究
(地独)北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部/守谷 圭介
■エッセイ 自然・魚・漁労(74)
サンマ、秋サケ、スルメイカの漁模様
豊海おさかなミュージアム名誉館長/石井 元
■ゆんたく!島暮らし(257)
令和の米騒動
(有)クロワッサンアイランド/植田 正恵
■今月の魚!なヒト
■ニュースフラッシュ
■今月の指標
【編集後記】
|