アクアネット1998年8月号目次

【特集1(座談会)】ポスト生餌時代の新給餌技術〜目分量からカロリー計算へ〜


●“買い控え不況”の中、マイワシ資源の激減に続いて南米魚粉の確保も困難に! “定番商品”ブリの供給態勢を維持するために、今どのようなハードとソフトが求められているのか?

 
[出席者](発言順)
松坂 洋治(長崎県松浦市)
中平 博史(高知県宿毛市)
冨高 亘 (大分県蒲江町)
三浦 仁嗣(愛媛県城辺町)
佐藤 公一(大分県海洋水産研究センター)
池田 成己(本誌編集長)=司会
 

〈識者の目〉
基盤研究と生産現場との有機的連携が必要 ●能勢 健嗣
〈消費地の目〉
“安定供給”の意味を今一度考えるべき時 ●中村 博之
〈原料事情〉
魚粉供給さらに逼迫!

【特集2】人にやさしい種苗生産システムの開発

■ワムシ連続培養装置
フロックフリー自動培養をついに実現! 1立方メートル槽で日産30億個体以上、コスト低減にも威力
東京大学農学部附属水産実験所/日野 明徳
■種苗輸送システム
輸送装置:24時間輸送で生存率90〜98パーセント。移送ポンプ:バケツリレーの3倍の処理能力
ヤンマーディーゼル(株)/室越 章

【アクアネットレポート】

■産地ルポ/大回遊水槽の親魚が支える日本一のシマアジ種苗生産
大分県大分市高崎山下海岸/(株)マリーンパレス
今年は過去最高の280万尾を出荷。砂濾過とオゾン殺菌の閉鎖循環システムで魚病を徹底防除。
■トピック/水産庁、アコヤ貝大量斃死に寄生性原虫類の関与を示唆
南西海区水研で異常アコヤ貝の組織中にパーキンサス属原虫類を確認
■研究/茶がらでマダイの日焼けを防止
静岡県栽培漁業センター
乾燥粉末にして配合飼料へ添加、カテキン類の抗酸化作用がメラニンの生成を阻害

【水先案内】

基本法論議について考える
北海道大学水産学部教授/廣吉 勝治

【産地】

■こちら魚病研究室(1)
今、ヒラメはこんな病気で困っています
三瓶湾漁業協同組合・魚病研究室/水野 芳嗣
■ニュースフラッシュ/全かん水 第33回通常総会
養殖生簀の登録制を全国で
持続的生産へ、自主管理体制確立めざす。機械リース事業は助成対象・金額ともに拡大
■季節便り
●マス類・ニジマスへの隔日給餌の実践について/愛知県淡水養殖漁業協同組合/小堀 彰彦
●ヒラメ・夏季の飼育管理のポイント/池上水産/池上 裕治
●ブリ・養殖四季報・夏号/東町漁業協同組合/石田 幸生

【消費地】

■インタビュー/プロの魚屋は美味しい魚を見定め、自信をもって提案する!
中島水産(株)専務取締役/崎浦 利之氏
「新鮮・旬」「おいしい」「割安」をモットーに、売上げ増大
■地球レポート/オーガニックブームの実態と背景
「体にも環境にもよさそう」とのイメージで急速に浸透しているオーガニック商品。その定義は? なぜ今「オーガニック」なのか?
■水産物流通が抱える課題(2)
外食産業と水産物流通
水産庁中央水産研究所経営経済部/田坂 行男
■アクアネットQ&A(1)
最大要因は量販店の戦略ミス
東京水産大学資源管理学科教授/多屋 勝雄
■鮮魚・活魚市況
■量販店プライスレーダー

【連載】


■22世紀の水産業(2)
日本の食糧安全保障は魚介類で
東京大学大学院教授/高橋 正征
■栽培漁業を考える(2)
放流強度と種苗放流計画
東京水産大学助教授/北田 修一
■今は昔、岩和田海女伝説(1)〜それは、たった30年前のことなのに〜
金井 英一郎

【アクアネットプラザ】

■情報バスケット(モジャコ採捕状況ほか)
■新製品情報
■ニュースフラッシュ
■今月の本

【データベース/今月の指標】


【編集後記】

 

 
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