アクアネット1999年1月号目次

【特集】


品質管理新時代の魚づくり(HACCP)
〜“美味しくて安心”な証を示せ!〜

時代が新たな品質管理方式を生産者に求めている。
欧米向けの水産加工ではすでに必須の“HACCP”。
制御し難い環境特性をもつ養殖生産においては、どのように具現化されるべきなのか?

■養殖生産へのHACCP導入の必要性
〜「人と海にやさしい養殖育成推進事業」のねらいと概要〜
水産庁栽培養殖課 養殖企画係長/山内 精
■消費者が考える“人と自然にやさしい食べものづくり”
〜生活協同組合コープこうべ 「フードプラン大いけす育ち・活ぶり」〜
■養殖生産における薬剤使用と安全性
三重大学生物資源学部教授/上野 隆二
■水産加工品へのHACCP導入の要点
〜フィレー加工場のHACCP計画はどのように策定すべきか?〜
水産庁水産加工課 規格表示係長/内海 邦夫
■産地市場に求められるHACCP対応とは?
〜まずは現行の品質管理に科学的な裏付けを!〜
■日本型食生活を存続させる柔軟なHACCPの導入を!
東京水産大学食品生産学科教授/藤井 建夫
■国内養殖産地の胎動
〜漁協主導で品質管理態勢を再整備し、養殖ブリフィレーの対米出荷を継続〜
■欧米のサケ養殖、畜産におけるHACCP導入の現状は?
〜制御困難な環境特性、普遍的なマニュアル化は無理?〜
■要は、第3者にも分かる管理記録をつけること?
■“EU型”の地方卸売市場がオープン
〜岩手県胆沢郡/メフレ生鮮流通センター〜

【アクアネットレポート】

■産地ルポ
自由競争時代の湖産種苗は変わる!
滋賀県東浅井郡びわ町/(株)鳥塚
放流向け湖産種苗供給シェアは20%超。競争を通じてこそ品質は高まる。


【防疫】

■海産養殖魚の寄生虫症はどうすれば克服できるか?
東京大学大学院農学生命科学研究科/小川 和夫
ヘテロボツリウム症とサケジラミ症の対策

【産地】

■飼料原料
配合飼料と油脂、年初の値上げは見合わす
需要減と円高から魚粉相場が反落。1〜2月の漁況踏まえ再度判断?
■寄稿
“養殖新法”の早期制定を!
国民の豊かな食生活を支える、より質の高い養殖業実現へ
(社)全国かん水養魚協会会長/古谷 和夫
■情報バスケット
「第31回 養鱒振興全国大会」開催
ワクチン、代替タンパク、量販店対策etc 生・販両面から養鱒の活路を模索
■ニュースフラッシュ
DHA含有の濃縮クロレラを開発
2次培養不要、種苗生産の省力化が可能に!
クロレラ工業(株)
■季節便り
クルマエビ/降り続く大雨による極端な塩分低下に泣く
(株)三和養魚/渡辺 辰夫
カンパチ/低水温期を乗り切るための管理ポイント
四男水産/ 萩原 正志

【消費地】

■アクアネットインタビュー
積極的に買い手に近づき、メニュー提案する時代!
UOKI CO., LTD. 代表取締役/有吉 喜文氏
斬新なディスプレイとサービスで、鮮魚小売に新風を!
■連載
水産物流通が抱える課題/第2部(消費地卸売市場の問題点)
(3)取引制度と企業の活力
埼玉大学経済短期大学部名誉教授/秋谷 重男
■News&Topics;
「東アジア鰻資源連絡会」設立!
●年1回、内外の研究者らが集い、ウナギ資源の保護、管理、増殖対策等について情報交換
Fis-SEAWORLDが「流通システム大賞」奨励賞を受賞
●インターネットによる水産関連情報発信で1日3万件以上のアクセス!
■鮮魚・活魚市況

【連載】

■脱・環境ホルモン社会(5)
〜未来の奪回をめざして〜
環境ホルモンと脳・神経系
静岡大学理学部生物地球環境科学科/竹内 浩昭
■今は昔、岩和田海女伝説(6)(最終回)
〜それは、たった30年前のことなのに〜
金井 英一郎


【アクアネットプラザ】
■年初ご挨拶
■新製品情報
■ニュースフラッシュ
【データベース/今月の指標】
【編集後記】

【連載】

■22世紀の水産業(7)
魚の生産性の高い湧昇生態系
東京大学大学院総合文化研究科/高橋 正征
■栽培漁業を考える(7)
放流効果の追跡(1)鹿児島湾のマダイから始まった本格的な放流効果調査
東京水産大学資源育成学科/北田 修一
■海藻現代四方山話(5)
洗濯糊の逸材、フノリ
東京教育大学名誉教授/西澤 一俊
■魚百景・百味(5)
ナマズを食べる
システム科学コンサルタンツ(株)/多紀 保彦

 

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