| API規格(アメリカ石油協会規格) | ||||
| APIはAmerican Petroleum Institute(アメリカ石油協会)の略称でエンジンオイルに必要な性能を規定し分類しています。API分類はアメリカをはじめ、日本を中心に広く世界中で使用されています。 | ||||
| 記号 | 説明 | 記号 | 説明 | |
| CA | 軽度から中程度条件のディーゼルおよび軽度条件のガソリンエンジン用、ただし良質燃料使用を条件とし、この条件下での軸受腐食防止性および高温デポジット防止性が必要。 | CB | 軽度から中程度条件のディーゼルエンジン用であるが、低質燃料使用時の摩耗およびデポジット防止性を必要とする。 | |
| 摩耗防止性およびデポジット性は必要としない。 | 高硫黄分燃料使用時の軸受け腐食防止性および高温デポジットも必要。 | |||
| CC | 軽度過給ディーゼルエンジンの中程度から過酷運転条件用。高負荷運転のガソリンエンジンにも使われる。 | CD | 高速高出力運転での高度の摩耗およびデポジット防止性を要求する過給ディーゼルエンジン用。 | |
| 軽度過給ディーゼルでの高温デポジット防止性、ガソリンエンジンでのさび止め性、腐食防止性および低温デポジット防止性が必要。 | 広範な品質の燃料を使用する過給ディーゼルを満足させる軸受け腐食防止性および高温デポジット防止性が必要。 | |||
| CE | 1983年以降製造のヘビーデューティーの過給ディーゼルエンジンで低速高荷重と高速高荷重で運転するものの両方に用いる。CD級よりさらにオイル消費性能、デポジット防止性能、スラッジ分散性能を向上させたもの。 | CF | 建設用機械および農業用機械などいわゆるオフハイウェイディーゼルエンジン用に開発された油で、CDに代わるものとして、性能を向上したもの。 | |
| CF-4 | 1991年の排ガス規制に対応し、軽油を使用するオンハイウェイ大型トラック等最も苛酷な条件で運転されるディーゼルエンジン用で、CEに比べ特にデポジット性能、スラッジ分散性能の向上を図るとともに、熱安定性およびオイル消費防止性を向上したもの。 | |||