養殖関連機器の製造・販売で定評のある(株)アクアテックジャパンから、新しいタイプのエアレーション装置「バブリッド」が販売されている。
　同製品は、底面に設置されるユニホース（同社の姉妹会社である(株)ユニホースが製造）により酸素供給を行うと同時に、エアーの向きを整流板で調整する ことで、池の水流を自由に作り出すことができる。設置方式は、(1)フロート吊下げ式（下図）、(2)フロート無し水底直置き式、(3)杭による水底固定 式、の3つ。フロート吊下げ式であれば、水面からの深さは自由に調整できる。また、バブリッドの標準長は2mだが、オーダーメイドで長さを変えることも可 能。エアレーションと同時に、池水全体に理想的な対流を起こすことで、養殖環境が活性化される。
　同製品のその他の特徴は次の通り。
(1)水上機械とは違い、静かで振動の無いエアレーション方式なので、魚介類にストレスを与えない。
(2)ブロアーは陸上での運転で、耐用年数も長く、メンテナンス費用も安い。
(3)溶存酸素に対するエネルギーコストは、従来方式より遥かに安価。
(4)同社のリプルシリーズと併用すれば、溶存酸素供給と対流の相乗効果が得られる。

「バブリッド」（フロート吊下げ式）

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