海産魚介類の飼育施設の用水殺菌に格好の「シーバス紫外線流水殺菌装置PA-150シリーズ」が、荏原実業(株)から販売されている。製造元はシーバス神戸(株)。従来品に比べて処理流量が大幅にアップし、ランニングコストの低減も実現されているため、種苗生産場のみならず、ヒラメやトラフグなどの陸上養殖場での活用も期待される。主な特長は以下の通り。
(1)チャンバー（照射空間）の大口径化（110mm→160mm）により、同社従来品比で約3倍の処理流量を実現。
(2)チャンバー内面は、ステンレス製の母材にフッ素樹脂をコーティング（200μm）してあるため、汚れが付きにくく、電飾の発生もない。
(3)殺菌灯には低圧アマルガムランプを採用し、ランプ寿命は同社従来型の約2倍（1万6000時間）。
(4)ランプおよび安定器は自然放熱式なので、ファンなどの冷却用部品は不要。
(5)ランプ保護管に手動ワイパーを備えているので、分解掃除や薬品洗浄の手間を省ける。

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