シャープ(株)が独自開発した空気浄化技術「プラズマクラスター」(特許第3680121号)が、水産加工場や各種食品工場、飲食店などにも導入され、好評を得ている。
同システムは、電圧印加によって空気から発生させたイオンを室内全体に行き届かせることにより、浮遊するカビやウイルス、アレル物質、付着臭などを分
解・除去するもの。その能力に比して消費電力が少ないことも大きな特長で、平成25年度「省エネ大賞」の資源エネルギー庁長官賞にも輝いた。また、外部機
関による皮膚刺激性・腐食性試験、眼刺激性・腐食性試験、吸入毒性試験などにより、安全性も確認されている。
月刊『アクアネット』2014年3月号の特集「魚食拡大へのにおい対策」の記事(39-40頁)で、鹿児島県内のカンパチ加工場、宮城県内のギンザケ加工場における導入例を紹介したが、ユーザーが実感している主なメリットを改めて挙げると以下のようになる。 (1)プラズマクラスターの除菌効果により、加工室の設定温度を従来より2℃上げても衛生管理規準をクリアできるようになり、年間電気使用量を約2割削減できた。 (2)上記の室温上昇により、「冷え」による作業員の身体への負担も軽減された。 (3)加工室内壁への黒カビ付着問題が解消された。 (4)魚臭さや生臭さを含むニオイも軽減され、取引先などに対する衛生管理レベルのアピールにもつながった。
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