ブリのα溶血性レンサ球菌症、JO-3型ビブリオ病、イリドウイルス感染症を予防!
「ピシバック 注3混」
共立製薬(株)

 共立製薬(株)から、ブリのα溶血性レンサ球菌症、ブリのJO-3型ビブリオ病、ブリのイリドウイルス感染症予防用3種混合不活化ワクチン「ピシバック 注3混」が発売された。

  ブリのα溶血性レンサ球菌症は、ブリ養殖場において最も被害の大きい伝染性疾患。また、JO-3型ビブリオ病は広く海水域に蔓延しており、ブリ1年魚の養 殖開始時5〜6月に発生し、少なからぬ被害を与えている。イリドウイルス感染症は1年魚において夏場の高水温時に発生し、投薬では対処できないため、大き な被害をもたらすことがある。これらの疾病に対しては、2種混合あるいは単味ワクチンが販売されてきたが、3つを同時に予防するには、ブリに対して2つの ワクチンを別々に注射しなければならず、養殖現場においては多大な労力と時間を要していた。そのため、これらを1回の注射で予防できる3種混合ワクチンが 強く望まれていた。

 同ワクチンの概要は次の通り。

【成分及び分量】
○液状不活化ワクチン1バイアル(500mL)中
 ラクトコッカス・ガルビエKS-7M株不活化菌
  (不活化前生菌数)…2.2×1011個以上
 ビブリオ・アングイラルムKT-5株不活化菌
  (不活化前生菌数)…2.5×1010個以上
 マダイイリドウイルスYI-717株不活化ウイルス
  (不活化前ウイルス感染価)…108.4TCID50以上
 ホルマリン(不活化剤)…0.3vol%以下

【効能又は効果】
 ぶりのα溶血性レンサ球菌症、ぶりのJO-3型ビブリオ病及びぶりのイリドウイルス感染症の予防。

【用法及び用量】
 体重約15g〜約120gのぶりの腹腔内(魚体の腹鰭を体側に密着させたとき先端部が体側に接する場所から腹鰭付け根付近までの腹部正中線上)に連続注射器を用い、O.1mLを1回注射する。

【包装】
 200mLバイアル入り

■問い合わせ先
共立製薬(株) つくば研究所
TEL 029-872-3361

 

トップページへ戻る